8/20/2012

1.Two Great Masters

 1.Two Great Masters


 みんなが望んでいた晴天には恵まれはしなかったが、流れる雲の合間から三日月ならぬ三日陽が顔をのぞかせている。46年振りの日本での皆既日食。その日にサーフィン・フォトグラファーの巨匠、Dick Hooleさんが来日した。ドキュメンタリー映画“ASIAN PARADISE”の日本での25年振りの上映会のためだ。

 Dickさんは、この映画の撮影監督だ。サーフィン・フォトグラファーのパイオニアである。石井さんと共に、70年代、80年代にサーフィン・ジャーナリズムを築き上げ、朋友Jack McCoy氏とコンビを組み“HOOLE&MACCOY”として、大活躍した。以来二人はそんなに会うことはなくとも強い絆で結ばれている。
 
 1986年、ハレー彗星が地球に大接近した時、石井さんはオーストラリアのDickさんの家で一緒に見たらしい。エディターとフォトグラファーの二人の巨匠が相まみえる時、天空ではビッグイベントが起こるのだろうか。
 
 7月22日、Dickさんを成田まで迎えに行っていた石井さんたちが、思ったより早く東浪見のGREEN ROOF SURF ASHRAMに帰ってきた。一体どんな人なんだろう?ちゃんと話せるだろうか?伝説のサーフィン・フォトグラファーが今、ここにやってくる。ここ数日間考 えるだけで緊張してドキドキしていた。
 
 だが、車から降りたDickさんと最初の挨拶をした瞬間、そんなものはすべて吹っ飛んでしまった。ビッグスマイルと全体から滲み出ている優しい雰囲気。まさにHe is the real gentleman. 握手をして僕の手を握る大きな手はとても力強いものだった。


東浪見では、流れる雲の合間から欠けた太陽が少しだけ顔をのぞかせた。
来日が偶然にこの日になったとはいえ、これは吉兆に違いない。

 
 あさってから待ちに待ったアジアン・パラダイスの上映会が名古屋、京都で開催される。今年は映画が制作されてから25年という節目の年だ。WOWOWの ドキュメンタリー番組、「クエスト~探求者たち~」で、“25年後のアジアン・パラダイス”をテーマに石井さんの特集番組をやる、という話を初めて聞いた のは去年の暮れだった。その間石井さんとディレクターの木村さんとのやり取りを見てきた。この上映会は今回の企画の中でもメインイベントだ。


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