12/06/2012

吉川共久Pro S.Y.R レポ その② 力を抜く

写真提供 KIBOKO

夜は、宿泊先の中滝アートビレッジに移動。

冷えた身体に暖かいお風呂、そして鍋。

SURF YOGA retreat は、食にもこだわっています。



食材は千葉・匝瑳の完全オーガニック、無農薬・無化学肥料の農家である「熱田農園」から取り寄せています。



放射能の検査報告と一緒に、熱田さんの手書きの手紙が入っています。それを読むと農業に対する熱田さんの情熱が伝わってきて、胸がジーンとしてしまいます。

サーフムービーを見ながら美味しい鍋を囲んでのサーフトーク。

今まで海外にサーフトリップに行った先での裏話や、死にそうになった時の話、パプアニューギニアの話、ヘェ〜そうなんだぁ!の連続でネタは尽きません。

食後は、撮影した映像を見ながら吉川Proから目から鱗のアドバイスの数々、、、。

コレがまた効きます。

流出画像その②



さすがプロならではのコメントにわたくし含め皆さんと、あっ!なるほどねー!の連続。

それぞれみんな自分の中に落ちる言葉があったと思うのですが、わたくし的には
「力を抜く」
 ということがとても印象に残りました。

吉川Proのライディング、レポ その①の流出画像 で見ていただいたと思いますが、あのリラックス感はどこからきているのか?という話しになったのです。

そこで吉川Proは、「力を抜く」ということを何回も言っていました。

「スピードが出ているときは実は力は抜けている。逆に力が入るとスピードが落ちてしまう」

なるほど!力で蹴り込むのではなくて、波に身を委ねてスピードを乗せて行くわけですね。

これは、まさしくヨガなのです。

ヨガは力を抜くことに非常に重点を置いています。

どの教室に行っても最後は必ず、ムリタアーサナ/死者のポーズ(シャバアーサナ/屍のポーズとも言います。)で十分に休みます。

 
死んだ者のように身体全体の力を抜いて行きます。肉体の存在が感じられないくらいまで。さらに意識も思考もすべて動かない状態まで持っていければ完成です。

が、そこまでいくには長年の練習が必要です。

やればやるほど力を抜くことの難しさが分かってくるのです。

ムーラバンダという行法がありますが、何をするかというと、肛門を締めるのです。

100万回やって、やっとスタート地点というくらい、わたくしなんかは初心者とも言えないくらいですが、やってみると分かると思いますが、キュッと締めるのはすぐできますが、一瞬で力を抜く、というのが難しいのです。

最初のうちは、どうしても一瞬で抜けずにジワジワと抜けていく感じになってしまうのです。

アーサナとっている間も同じです。無駄な力をどんどん抜いていく。

そうやって、身体で力を抜くことができるようになると、精神的な部分での緊張も抜くことができるようになっていくのです。

サーフィンする時、まさにこれが役に立ちます。

特に、週末の混んでいる時にイライラして力が入ってしまったり、大きな波の時に緊張してこわばってしまったり、、、。

そんな時に、「力を抜く」というコントロールができれば、ますます楽しく波乗りができる、というわけです。

、、、。

そんなこんなで夜は更け、翌朝は5時起床。

暗いうちからアーサナ、日の出とともに太陽礼拝、目覚めの呼吸法、鳥の鳴き声を聞きながら瞑想。




からの〜美味しい朝食をとり、朝一サーフィン、、、。

 何て贅沢なのでしょう、、、。

波乗りの後は、当たり前のことではありますが、


参加いただいた皆さん、吉川Pro中滝アートビレッジの孝司さん 、KIBOKO氏、本当にありがとうございました。

また海でお会いできるのを楽しみにしています。


合掌




P.S.

今週末、12月8〜9日は、SURF YOGA retreat with 市東重明Pro が開催されます。

まだ間に合いますので、興味のある方はお気軽にご連絡ください!

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