1/11/2014

初乗りと抱負

あっというまに1月11日。

大変遅くなりましたが、明けましておめでとう御座います。



本年も波乗りにヨーガにお付き合いのほどますます宜しくお願い致します。

今年の初波乗りはいい波でやる!と思っているうちにどんどん波は無くなり、昨日ようやく2014年初入水となりました。


去年は、本当に変化の多い年でした。

目まぐるしく環境が変化して行く中で、自分の立ち位置のバランスを保つのに揺さぶられたことも多々ありましたが、それも無事に乗り切り2014年を迎えることができました。

かりに揺れてもちゃんと戻って来れる芯のあるブレない自分というものをしっかりと認識し、折れることのない強い心と忍耐力を持って、自分のすべき仕事を全うする!
 
と、決意して自分をより高みへと押し上げていけるように Go For It していく所存でございます。


仕事とはお金を稼ぐ事だけが仕事と言うわけではありません。

毎年、八丈島にいる波乗りの師匠 “波乗陀仏” から年賀状が届くのですが、その年賀状は次の年まで部屋の目につくところに置かれています。

個人的な手紙を公開するのは失礼に当たりますので今までは公開してきませんでしたが、今年の年賀状には、

Green Roof Surf Ashram
私の名前と "everybody"

と宛名が書かれていました。

波乗りをレクレーションやスポーツとしてではなく、道として、精神修行として一人で島に隠って波乗りを行じている波乗陀仏ですから、仰ることもとても力強く励みになります。

わたくしも波乗修行者の一人として有難く頂いております。



ナミノリダブツのたまわく「Keep Surfing とは、当人もそれと知らず当たり前にやっている事、これが修行であり、本当の仕事である。」

別に海で波に乗ることだけがサーフィンではありません。

宇宙そのものが波動であり波ですから、すべてのアクティビティーは波乗りということができます。

気がついたら、
板を持って海に向かっている、
電車や車に乗って会社に向かっている、
ヨーガで自分と向かい合っている、
ミュージシャンは音で、絵描はキャンパスに、フォトグラファーはレンズ越しに、、、。

毎日の自分の生活そのもの。

修行というと何かハードな事を連想しがちですが、そんなんではなくて、当たり前に日々やっていること、それが修行なんですね。

「Surfing は、KEEP がつくと修行だよ。そうとは知らずにやってることが修行なんだよ。」

といつも言っています。

ここ GREEN ROOF SURF ASHRAM に来て、早8年目入りました。

全くの無からのスタートで、最初はまるで真っ暗な洞窟の中で手探り状態のように、試行錯誤と失敗しかなかったように思います。

そもそも順番が逆だった。

普通はまず自分のレベルがある程度上がってから人に教えるということを始めて、教室を開いて生徒さんが来るようになって、少しずつ集まる人が増えていって、やっと自分のアシュラム(道場)を持てるようになる。

のが、最初から立派な道場だけあって、自分には何も無い、、、みたいなところからのスタート。

今思えば、「そんなんだったのによくもまぁ背伸びして諦めずにやってきたなぁ」と笑ってしまいます。まさに藁をも掴むとはこのこと。なんとか継続するためにしがみついていた感じです。

でも今があるのは、この8年間毎日当たり前のようにやってきたこと、継続してきたこと、毎日同じことのように見えることの繰り返しの積み重ね以外の何ものでもありません。

正直何度やめようかと思ったことか、、、。

今の自分にとっては当たり前のようなことでも、当初は逆立ちしてもできなかったようなことや、想像すらできなかったようなことが、実際に自分の身に起こっています。

自分の努力も少しはありますが、努力できたのも師匠や家族、周りにいる仲間たちの理解や協力や忍耐があってのことです。


去年の暮れから、このアシュラムの普請(改修)工事を行なっています。


このアシュラムは、ここに集まるみなさまのドネーションで成り立っております。

詳しくはコチラ

それはお金という形だけではなく、ただここに来てくれるだけで、ここに来ようと思ってくれるその気持ちが、わたくしにとっては最大のお布施であり、人数が多いとか少ないとかドネーションがいくら集まったとかではなくて、来てくれる人、思いを寄せてくれる人が一人でもいるということがモチベーションとなっております。

たまにしか来れないのにいつもお世話になってるからとか、遠くて手伝いに行けないから気持ちだけとか、頑張って欲しいからこれしかないけどとか、言いながら寄付してくださったり、

今日も、東京から波もないのに波乗りしに行くと言いながらお手伝いに来てくれたり、友人のFacebookの投稿を見て近くだから1時間だけだけど手伝うよと缶コーヒーを持って来てくれたり、、、。 

photo : kiboko


ここにきて改めてこのアシュラムは、ここに集うみなさまのおかげで成り立っているんだということを身にしみて感じております。

これは8年前にここに来た時には全くなかったものです。そのうちの一日でも欠けたらここまで繋がってはいません。

今までここの門をくぐったことのあるすべての人、そのうちの一人でも欠けたら今はありません。

人の流れというものも、縁によって生じ、また縁によって滅するという常に去来するものですが、たとえどんな理由であれ、今はいくら離れてしまっていても、いつでもまたこの門のもとに集まれるように、またくぐれるように、それを何時でも迎え入れられるようになっていなければアシュラムとは言うことはできません。

仕事の片手間に週末しか作業ができず、遅々としてはいますが、当面の目標はアシュラムの普請工事を終わらせることに集中し、一日でも早く綺麗な生まれ変わった姿で皆さまを迎えられるように頑張ります。

工事完了の暁にはパーティーを開催しますので楽しみにしていて下さい。

、、、、。

簡単に今年の抱負を書くつもりが、飛んだ回り道をしてしまいましたが、、、

このような背景を踏まえ今年は

「常に初心を忘れずに KEEP Surfing」

ということになりました。


こんなワタクシではございますが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

皆さまの日々の修行がますます波に乗り実りのあるものになりますよう心よりお祈り申し上げます。


GRSA (GREEN ROOF SURF ASHRAM)
井上馨




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