10/18/2011

その① 草食系男子


先々週、仕事中に自分の不注意で親指の根元をザックリパッカリ、3針縫うミステイクを犯し、、、
結果一週間、仕事もできず、波乗りもできず、家で悶々と、この怪我が何を意味しているのかを考え、一時は、はぁ、こんな大切な時にオレは何やってんだろう、、、と自虐モードに入り、苦しみスパイラルに入りそうになったところで、、、

ようやく怪我も治り、ヨッシャ! 挽回するでー!! 頑張るでー!! と、仕事先へ電話すると、

「今、仕事落ち着いてるから、しばらくは空けになるかなぁ。」

、、、。 またカラマワリ、、、?

人生何があるか分かりませんね、、、。

そんな中、いつも仕事でお世話になっている先輩が、息子さんと、同じの現場の宮大工さんを連れて遊びに来てくれて、とても愉しい時間を過ごせました。ビッグAZS!!いただきました。

朝、風が入っていて波も良くないので、WOWOWで放送された、石井さんのドキュメンタリーをみんなで鑑賞。人生のすべてをかけて波乗修行に打ち込んでいる石井さんを見て朝から強い刺激をもらうことに。

その後、ヨーガをやって身体と心を整えて、気分スッキリ、じゃぁ波乗り行こうか!!

というところで、僕は怪我のため一緒に行けず、、、行きたかったなぁ、、、。

今高校生の息子さんのTくんは小学生以来のサーフィンでしたが、ホントに楽しかったようで、すごい笑顔で海から帰って来ました。その顔を見ただけで、楽しかったんだなぁってわかるくらい。AZS!!

宮大工のYさんは、サーフィンは初めてでしたが、前々からやってみたかったようで、メチャクチャ楽しかったと連発。サーフィンの楽しさを分かってもらえるのは本当に嬉しいですよね! Yさん、また来て下さいね!

そして、ご飯を食べる時、僕がお肉お魚を食べないということで、当然

「なんで食べないの?」

ということになり、、、。

そういうこともブログとかで発信したらいいんじゃない?というお言葉をいただき、、、。

書かせていただきます。

僕が草食男子になったのは、3年半くらい前のこと。その後1回だけまぐろの刺身を口にした以外、ずっとお肉お魚は食べていない。

食べないのではなくて、食べたくないのだ。なんというか、身体の中に入れたくない。

肉を食べずにいられることは、本当に最高の贅沢だと思っている。好きな食ベたいものをだけを選べる贅沢さ。本当にラッキーだと思う。

もし砂漠の真ん中で餓死しそうになっていたら、ムシャムシャ食べるだろうし、この先食べたくなったら食べると思うので、まぁ、完全なるただの好き嫌いということ、、、。

だから自分ではヴェジタリアンだとは思っていない。そんなカッコいい名前は僕にはもったいない。

きっかけはいくつかあるのだけど、まず最初は5年前に行ったインドでの出来事。

イスラム教では、割礼(おティンティンの皮を切る)の習慣があって、男の子はみんな割礼をしなければいけない。

仲良くなったファミリーがいて、そこの子供がもうじき割礼をするという。その時にはインド中から親戚が来て、ビッグセレブレーションをするから、カオルにも是非いて欲しい。と言われ、僕も子供たちが大好きだったので、しばらくそこに滞在することに。



ある時、そのファミリーの親父が、ヤギを買いに行くと言い出し、一緒に街中を探したことがあった。
何件まわってもいいヤギがいないらしく、何日か探してやっと2頭見つけることができた。

子供たちと一緒に、エサをやったり、乳をしぼったり、普段ヤギと接することはないので、意外な発見があって面白かった。

皆さん、ヤギの黒目は四角いの知ってますか?

僕の予想では、ヤギから見たらこの世界は全部四角く見えているんだと踏んでいる。面白そう、、、。全部カクカク。ふふふ。

そして、祭りの当日。

まずは音楽隊が家にやってきて、ダーンス!!




そして、街中を練り歩き


気付いたら僕も家族に真ん中に、、、






主役のちびっ子と長男
左の子はまだこれから自分の身に何が待ち構えているのか知らないので、お祭り騒ぎに大興奮。に対し、右の子はこれから男の大切な先っぽを切られるのを知っているので、時間が経つにつれテンション激落ち、、、。そりゃ怖いよねぇ、、、。


すると、親父が、今日はヤギ鍋だと言う。

えっ、、、? まじで?  殺して食べちゃうの?

僕も一緒に、屠殺場に連れて行かれることに。最初は恐いもの見たさで。そして、すべての過程を目の前で見てしまった、、、。

そのヤギッ子は殺されるのが分かったのか、泣きわめいて暴れ出したところを、ハンマーで眉間を一撃で砕かれて気絶させられ、首をナイフで裂かれて、周りは血の海。皮を剥がされて、内蔵を出されて、吊るされてから、ナイフで細かくぶつ切りにされていく、、、。いまだに開いたままの瞳を忘れることができない。

5分前までは生きていたのに、、、。死ぬことってこんなかんじ?生と死の境い目って?

そんな光景を見たことなんて生まれて初めてで、あまりにもショックで、そのせいなのか、熱が出て、吐き気がして、当然ヤギ鍋は食べれないし、気持ち悪くて、祭りを楽しむどころではなくなってしまった。

今まで当たり前のように毎日欠かさず食べてきたお肉お魚だけど、 目の前で一つの生命が殺されて肉の塊になるのを見て、果たして一つの大切な命を奪ってまで、肉を食べる必要があるのか、真剣に考えさせられた。

もし、今目の前のお皿の上に肉が料理されていて、食べる前に目を閉じて、生きているところから、殺されて内蔵を出されて皮を剥かれて、、、それをありありと想像すると、僕には箸を付ける勇気がない。でも、僕はそれができて初めて、動物の肉を食べる資格があると思う。でも、毎回食事の前にそんなことはとてもできない、、、。

当然僕も生きて行くためには、食べなければならない。でも植物なら、鎌でかられて、煮られて焼かれて、食卓に上がるまでの過程を想像しても食べることができる。

ちょとエグイ話しになってしまったけれど、僕はそういう風に考えてしまう。

ハードな話しになってしまって、もし気分を悪くされた方がいたら、ごめんなさい、、、。

でも、肉を食べるということは、そういうことを踏まえた上でのことだと思うので、、、。

それと、もう一つの理由があるのだけれど、それは次回にすることにします。

ちなみに今夜のおかずは、肉抜き肉じゃがa.k.a.じゃがじゃが、、、。


ん〜、しあわせ〜!!


shanti


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